読書日記・1作目~「清華大生が見た最先端社会、中国のリアル」~
こんにちは、こんばんは。
コロナで激ヒマな新大学1年生、kanaudattyです。
今回は、この予想外極まりないコロナホリデー中に消化した中でもとびきり面白かった1冊について書評形式で紹介していきたいと思います。それではまず、簡単な内容紹介から。
*以下に記載されていることはあくまで個人の感想、意見です。悪しからず。
内容紹介
近年成長著しい中国経済を支える「80後」「90後」、そしてニュージェネレーション「00後」「10後」の存在。
超学歴社会中国の大学受験制度「高考」やイノベーションをもたらす留学帰順組「海亀」。
アリババ、テンセントが牽引する国内のIoT事情の変遷と現在。チャイナユースとジャパンユースを隔てる違い。
中国を代表する超名門大学を卒業した日本人著者の批判的、客観的分析に基づいた現代、そして未来の中国を理解するファーストステップとなる一冊。
書評の前に
内容紹介にも書いていますが、著者である夏目英男氏はアジアが世界に誇る名門、清華大学をご卒業なさっています。
興味をそそられ読了後に調べてみたのですが、この清華大学という学府は予想以上にすさまじい場所でした…清華大学についてまとめた記事を見つけたので、興味のある方はどうぞご覧になってください。
globaledu.jp
それでは書評に移らせていただきます。
書評
①内容
簡単に内容をまとめるとすると、まさに現代中国を知りたい方への入門書
5章構成の本書が言及する中国社会の実情や生きた知識は、著者の目的である「日本と中国を繋ぐ」ためにはなくてはならないものだと思えます。
IoTの分野で世界の一歩先を行く中国の現状や、日本にはない魅力的な経済のエコシステムを紹介する本書。それと同時に、現代中国が抱える諸問題も示されていて、バランスのとれた内容です。
ただ、これを読めば中国の全てが分かると勘違いしてはいけない点は留意しないといけないかと思います。あくまで入門書であり、日中問題や文化の隔たりを直視してこその国際理解だと言えるでしょう。②文章
本作は、著者自身が受けた教育レベルが推し量れるような無駄がなくそれでいて緻密な文章です。
専門的な用語も少なく難しい言い回しもそれほど出てこない。初学者、教養程度に知識を身に着けたい方などに圧倒的におススメできる非常にとっつきやすい文章でした。
下に夏目氏の書いた記事が読めるリンクがあるので是非!!
→夏目 英男:経歴・執筆記事:日経クロストレンド
終わりに
いかがだったでしょうか?
教科書では学べないし、日常のニュースでもなかなか目にすることのできない現代中国のリアル。とても興味深い内容の本書です。このコロナブレーク中に是非是非、一読してみてください。
私事ではありますが、今回の記事は人生初のブログということで、とても気合の入った執筆をいたしました。
もしも、興味を持ってくれた方、おもしろかったや肯定的にとらえてくれた方がいらっしゃるなら今後の励みになりますので、気軽にコメント、シェア、いいね!などなどお願いします。それではまた。